日本語教師について

【日本語教師のはじめの一歩】働き方・年収・資格をざっくり解説

今回は、「日本語教師」という職業に注目してみました!

まず、”日本語教師”という職業になぜ注目してみたかというと…
「英語を学び直して副業に出来たらいいな~」
なんてかるーく考えていた時に、
「あれ、そういえばめちゃくちゃ得意な言語あるじゃん!」
「それを副業にすれば一番手っ取り早いんじゃ・・・!?」
と思いついてしまったのが始まりです。

いやはや、我ながら安直な思いつきです。
しかし調べてみると、日本語を教えるにあたって”日本語教師”なんて職業があるらしく、
さらに”日本語教師”になるための資格もあったりで、かなり奥が深い…

というわけで、今回は、
「日本語を教えることを副業に出来るのか」という観点で”日本語教師”について調べてみました!

”日本語教師”について
 ・どんな職業なのか
 ・必要な資格とはどんなものか
 ・どれくらいの収入を得ることが出来るのか
などなど、”日本語教師”について色々と調べたことを記載しました。
”日本語教師”という職業に少しでも興味がある方の参考になれば幸いです。

日本語教師について深堀り!

日本語教師ってどんな職業?

”日本語教師”と聞くとどんなイメージを思い浮かべますか?

”日本語教師”をググってみると、
「日本語教師 (にほんごきょうし)とは、日本語学校 などで 日本語 を 母語 としない人々に対して日本語を教える 教師 のことである」とありました。

・・・そのままですね。

イメージの通り日本語教師とは日本語を習得したいと考えている方に、日本語を教えてくれる人、という認識で良さそうです。

日本語教師の現状

次は日本語教師の現状について調べました。
日本語教師は今日本に何人くらいいて、どんな年齢層なのか、男女比はどれくらいかなど、日本語教師の現状について詳しく調べたので見ていきましょう!

令和5年度の調査によると、国内で日本語教育を提供している機関や施設は2,727件、日本語教師の数は46,257人、日本語学習者は263,170人に達しました。これは、過去10年間で大幅な増加を示しており、特に日本語学習者の多様化が進んでいるようです。

このデータは、少子高齢化が進む日本社会において、外国人労働者や留学生の増加がいかに日本語教育の需要を高めているかを裏付けています。

約46,000人の日本語教師の男女比、年齢層をみていきましょう。

【男女比】
全国平均で男性が21.3%、女性が78.7%となり、女性が圧倒的に多いです。

【年齢層】
文部科学省の「令和5年度 日本語教育実態調査」によると、日本国内の日本語教師(46,257人)の年代別分布は以下の通りです。
 ・70代以上:​6,561人(約14%)
 ・60代:​10,083人(約22%)
 ・50代:​9,017人(約19%)
 ・40代:6,490人(約14%) ←​常勤教師に限ると最多
 ・30代以下:​6,260人(約13%)

このデータから、このデータから、50代と60代の教師が全体の約4割を占めており、特に60代が最も多い年代となっています。​また、常勤教師に限ると40代が最多であることが報告されています。
日本語教師は年齢制限がなく、定年も存在しないため、社会人経験を活かして中高年から目指す方が多い職業です。​特に退職後のセカンドキャリアとして選ばれるケースが増えています。

日本語教師になるとどれくらい稼げる?

では、日本語教師の年収はどうでしょうか。

日本語教師の年収は働き方によって大きく変わってくるようです。

①常勤講師
 平均年収:300〜400万円程度
 月収目安:20〜30万円(ボーナスありの場合も)
②非常勤講師
 年収目安:100〜250万円
 時給制/コマ給制(1コマ45〜90分)
 ┗1コマあたりの単価:2,000〜3,500円程度
 ┗週5日×2〜3コマで月収10〜20万円程度

これだけみると、常勤講師を専業でやるのは少し厳しいような…
やはり中高年が定年退職後にやるような職業なのでしょうか…

日本語教師って年収1000万目指せるってほんと?

いろいろ調べている中で、年収1,000万円を目指せる?!
なんて噂がありましたので調べてみました!

結論、一般的な働き方(先ほど挙げた、常勤講師のような学校で勤務するなど)では
1,000万円には到底届くことはないと言えます。

しかしながら、1,000万円を達成出来るケースがあります。
それは、以下のようなパターンです。

① オンラインで“個人ビジネス化”して成功するパターン
 ・自分のブランドを作り、単価5,000〜10,000円以上でレッスン提供
 ・コーチング型、試験対策特化(JLPT、ビジネス日本語など)
 例:月額制オンラインサロン+マンツーマン
   コース型教材を販売(Udemyや独自サイト)

②教材・コンテンツ販売で収益化している人
 ・教材販売(PDF、動画、eBookなど)
 ・YouTubeやInstagramなどのSNS集客+教材販売
  ➤ 1人で月50万円〜100万円以上を継続的に稼ぐ人も(例:日本語教育系YouTuber)

つまり、サラリーマンと同じように会社(学校など)で働くのではなく、
個人での働き方、すなわち「教える力」+「売る力」を究極に高めた時には
実現できる可能性があるということです!なんだか夢がありますね!

日本語教師に向いている人・向いてない人

それでは、日本語教師に向いている人・向いていない人について見ていきましょう。
※ここではいったんさっきの「売る力」は度外視して、”日本語教師”という職業のみにフォーカスします。

【日本語教師に向いている人】
 〇異文化に興味がある人
  ┗ 様々な国・価値観の学習者と接するため、好奇心が大事
 〇人に教えるのが好きな人
  ┗ 「できた!」をサポートすることにやりがいを感じられる
 〇言葉に敏感な人
  ┗ 日本語の文法や言い回しに関心があると、指導に活かせる
 〇聞き上手な人
  ┗ 学習者の悩みや理解度をくみ取る力が求められる
 〇柔軟な考え方ができる人
  ┗ 日本語の「正しさ」は一つじゃない場面も多い
 〇教える工夫を楽しめる人
  ┗ 同じ内容でも教え方を変える必要があるため、発想力が活きる
 〇デジタルに抵抗がない人
  ┗ オンライン教材やZoom、チャットツールの活用が増加中

【日本語教師に向いていない人】
 ×感情的になりやすい人
  ┗ 学習者のレベル差・態度にイライラすると指導に支障
 ×完璧主義すぎる人
  ┗ 学習者の誤りに過剰に反応してしまい、萎縮させることも
 ×説明が一方的な人
  ┗ 「話す=教える」と思っていると、学習者の参加が減ってしまう
 ×異文化への理解がない人
  ┗ 海外の価値観・マナーに抵抗があると、円滑な関係が築けない
 ×忍耐力がない人
  ┗ 学習の進度は人それぞれ。焦ると空回りしてしまうことも
 ×コミュニケーションに消極的な人
  ┗ オンラインでも対話型の姿勢が求められるため、無口すぎると厳しい

ここに書いたのはあくまでも要素の話であって、全て満たしていないと日本語教師にはなれないという話ではありません。最初はもちろん不慣れで失敗もいくつもするでしょう。
しかし、経験を積むにつれコミュニケーションスキルが向上し日本語教師としてのレベルがアップしていくはずです。まずはチャレンジしてみる!ということが大事だと思います。

実際に活躍する場所は?どんな働き方?

実際に日本語教師として働く場合にはどのような働き方があるでしょうか。
それぞれみていきましょう!

【常勤講師(専任)】
 フルタイム勤務。安定した収入と福利厚生があるが、採用競争が激しい。

【非常勤講師】
 パートタイム勤務。柔軟な働き方が可能だが、収入が不安定な場合も。

【オンライン講師】
 在宅勤務が可能。italkiやPreplyなどのプラットフォームを利用。

【企業研修講師】
 企業内での日本語教育を担当。ビジネス日本語の指導が中心。

【海外派遣講師】
 海外の教育機関で日本語を教える。異文化交流の機会が豊富。

日本語教師の働き方は様々。
自分に合った働き方で活躍の場が見つけられそうです。

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